学生もジャンルを越え、あっという間に「新農民」に変身する

香港が祖国に返還されて21年が経ちましたが、歴史、文化、経済、教育などさまざまな要因により、多くの香港の若者が中国本土への理解が偏っており、さらには自らの「中国人」というアイデンティティに対する帰属意識も高くありません。農業面で言えば、香港では食料の供給が主に内地からの輸入に依存していますが、大多数の香港人は内地の農業発展状況についてほとんど知らず、また、内地の農業における栽培や経営の実際を体験する機会もほとんどありません。

公開日時:

2021-10-28


香港が祖国に返還されて21年が経ちましたが、歴史、文化、経済、教育などさまざまな要因により、多くの香港の若者が中国本土への理解が偏っており、さらには「中国人」という自身のアイデンティティに対する帰属意識も高くありません。農業面で言えば、香港では食料の供給が主に内地からの輸入に依存していますが、大多数の香港人は内地の農業発展状況についてほとんど知らず、また、内地の農業における栽培や経営の実際を体験する機会もほとんどありません。

実は、近年の中国本土の農業は急速な発展を遂げています。多くの中国本土の農業企業は、市場の変化に即応し、段階的に転換・進化を遂げ、国際的な高付加価値市場に直面しています。これらの企業は、規模拡大、自動化、近代化の手法を用いて有機農産物を生み出し、グリーン農業ブランドを構築すると同時に、企業としての社会的責任をしっかりと果たし、環境、生態、文化、経済などが共存・共栄する持続可能な発展の道を切り開いています。

2018年7月、郴州展翔緑色農業有限公司は、香港の沃土発展社が主催する「グリーン起業家・新農人インターンシッププログラム」および「i-Learner-小さな学者サマーキャンプ」に参加する学生たちという、特別なゲストを迎えました。香港から訪れたこの大学生や中学生たちは、展翔で1か月間の“農夫体験”を過ごすことになっています。